日経平均株価、ゴールデンクロスで取引した結果

株の売買シグナルとして超有名なゴールデンクロスがあります。

株の初心者本には当たり前のように紹介されているシグナルですが、実際勝てるのかな?と疑問を持つことも。

1949年からの日経平均株価を使って検証してみました。

ゴールデンクロスとは

まず、ゴールデンクロスとは。簡単に説明します。

長期の移動平均線を短期の移動平均線が下から上に突き抜けたところが、ゴールデンクロスとなり、買いシグナルです。

その逆で、長期の移動平均線を短期の移動平均線が上から下にに突き抜けたところは、デッドクロスといって、売りシグナルです。

 

いろいろな本を読んでいると、ゴールデンクロスだけではなく、いろんな条件を付けて、売り買いの判断をしたりと組合わせて使用してたりしてるようです。

シュミレーションの条件

シュミレーションの条件設定です。

  • 使用データ:日経平均株価1949年から 日足
  • ゴールデンクロスで買い
  • デッドクロスで売り
  • 短期移動平均線(5日)
  • 長期移動平均線(25日)
  • 複利計算とする。

結果

1949年から2019年までの日経平均株価を使っての結果です。

保有継続(ガチホ)の場合は配当を考慮しました。

1%違っただけでも、結果が大きく変わるんですね。

 

配当2%の場合

ほぼ同じ結果になりました。

 

配当3%の場合

ゴールデンクロスよりも、ガチホールドの方がパフォーマンスが良いです。^^;

2000年から2019年の結果

あまり期間が長すぎても。ってことで、2000年からのデータで試してみました。

配当2%

ほぼ同じ結果です。長期と同じですね。

 

配当3%

若干、保有継続した方が良いようです。

まとめ

結果的には、継続保有(複利再投資)とゴールデンクロスでの取引では差があまりない

差がないのであれば、手間の少ない継続保有をした方が有利なのではないか。

予測はしていたが、ゴールデンクロスだけでは勝てない。

ゴールデンクロスを使って取引をするんだったら、買って放置の方が楽かもです。^^

 

実際、プログラムを組んで個別銘柄などシュミレーションをしてきましたが、ゴールデンクロスだけでは、良い結果は出ません。

条件を振って結果を出せる所を探すことはできますが、ちょっと違うような気がする。

出たとしても、今後も同じパフォーマンスを出してくれる保証もないですけど。