子供の証券口座メリットデメリット

子供の将来のため、証券口座を作ろうと考えている方もいると思います。

どこの証券会社いいのか、子供の証券口座を開設できる証券会社はどこか、

口座を作ってのメリットデメリットなど、紹介していきます。

メリット

子供の証券会社の口座を作るメリットについて説明します。

株主優待券を効率よく取れる

子供の口座を使えば株主優待を効率よく貰えます。

株主優待利回りが高いのは最小単位株数です。

大抵の株主優待はその傾向にあります。

親と子供の口座で、優待銘柄を最小単位株数で購入すれば、株主優待利回りは高いままに株主優待を貰えます。

牛丼で有名な吉野家の優待で具体例で述べると、株数に応じて、もらえる優待券の数は下記のようになってます。

100株 10枚
1,000株 20枚

100株の場合10枚で、10株で1枚の優待券がもらえる計算になります。

1,000株の場合20枚もらえますから 優待券1枚当り50株が必要になり利回りが低下してしまいます。

今回は吉野家を例にしましたが、こんな感じで他の銘柄も同様の傾向が見られます。

20枚をもらうためには1,000株も必要になってしまいます。

別口座で100株づつもっていても同一名義であれば合算され、200株としてカウントされます。

ただし、子供の口座を作れば別名義になるので、親が100株、子が100株と取得すれば利回りを低下させずに20枚の優待券がもらえることが出来てしまいます。

また、家族分の口座を開設しても同じようなことが出来るので家族の人数分、効率よく優待を獲得できます。

繰り返しになりますが、子供の口座を作つくれば株主優待を効率よくもらうことが出来ます。

相続対策にもなる

相続対策としての受け皿にも使えます。

年間110万までは贈与税はかからないので、毎年、110万づつ子供の口座に入れていけば税金がかからず相続が出来ます。

これはよく使われる、相続対策でもあります。

110万円を10年間贈与し続けたとします。

110×10=1,100万円ものお金を無税で子供に移転することが出来ます。

注意点としては、口座を全て親が管理して、子供が自由に使えない状態にしないことです。

名義を子供にして実質的には、親が管理しているとして贈与の成立が認められないと税務署から指摘をされてしまう場合があります。

年間110万円まで無税で贈与して、このお金を運用できる。

親の口座でお金を運用して、子供に渡すよりも、子供の口座にお金を移して、運用した方がお得になります。

子供の投資教育になる

子供の口座を作ることによって投資の教育が出来ます。

残念ながら、現在の学校では投資の教育はないですね。

お金を運用している人としてない人では生活のレベルの差が開いていくばかりです。

老後資金2,000万必要という話もあるように、給与収入だけでは、2,000万を作るのは至難の業です。

子供が自分の証券口座を持っていればお金の運用方法など興味を持ってくれるかもしれません。

株、債権、為替の仕組みなど知っていれば社会に出たとき、きっと役に立つはずです。

子供の口座を作ってお金の勉強が出来ます。

デメリット

子供の証券会社の口座を作るデメリットについて説明します

口座開設が面倒

SBI証券も楽天証券もですが、子供の口座を作るにはまず親権者の口座が必要になります。

同意書や戸籍謄本が必要だったりとか提出書類も多くなります。

家族構成でも必要な書類も変わったりするので各証券会社でご確認が必要です。

使えないサービスがある

信用取引、先物取引など取り扱えない商品があります。

また銀行口座と証券口座をつなぐと銀行との連携が使えません。

楽天証券のマネーブリッジは金利が優遇されるので非常に有利なサービスで、2019年7月現在は金利が0.1%となっているとてもお得なサービスです。

など、いろいろ成人にはない制限があったりします。

注意点

自分がやってしまった失敗をもとに、注意点を紹介します。

入金は同一名義で

未成年に限りませんが、基本的に証券会社の口座に入金する場合、口座名義と振込依頼人が一致していないと入金できません。

振込み時に振り込み依頼人を指定できる銀行もありますが、口座名義人も一緒に付いてしまう銀行もあるようですので注意が必要です。

子供の銀行口座も作って、入金するのが一番安心かと自分が失敗して思いました。

おすすめ証券会社

未成年の口座開設でおすすめの証券会社を紹介します。

SBI証券

おすすめポイント
  1. ネット証券口座開設数No.1の安心できる証券会社
  2. 手数料が安い
  3. 扱える商品が多い
1、ネット証券口座開設数No.1の安心できる証券会社
口座開設数 2019年3月
SBI証券 4,630,676
楽天証券 3,204,954
カブドットコム証券 1,118,041
松井証券 1,184,102
マネックス証券 1,566,821
SBI証券が口座開設数が一番多く、機能面、サービス面でも利用者からも支持を得ている安心できる証券会社と判断できます。

2、手数料が安い
現物取引の一日定額制では 10万までは0円です。

子供用の口座であればそれほどアクティブに取引はしないと思いますので、子供用口座向きです。

現物の1約定額(スタンダードプラン)でも97円でこちらも格安となってます。
3、扱える商品が多い
国内株式はもちろん、海外株式や投資信託の取り扱い商品もとても多いです。

子供が大きくなってからも、不自由なく取引が出来る証券会社です。

楽天証券

おすすめポイント
  1. ネット証券口座開設数No.2の安心できる証券会社
  2. 手数料が安い
1、ネット証券口座開設数No.2の安心できる証券会社
口座開設数はSBI証券に次ぐNo.2で、投資家に大人気の楽天証券です。

2、手数料が安い

SBI証券と同じになりますが、現物取引の一日定額制では 10万までは0円です。

現物の1約定額(ワンショットコース)でも97円でこちらも格安となってます。

松井証券

手数料が安い証券会社です。

楽天証券、SBI証券と同様
現物取引の一日定額制では 10万までは0円になります。

 

未成年口座開設の証券会社を選ぶポイント

未成年の証券口座は使える商品、サービスが限定されています。

たとえば、信用取引やFX、銀行連携などです。

各証券会社のサービスが使えないと、どの証券会社あまり優位性がなくなり手数料だけの差になってしまいます。

そうなると最終的には信頼性で選ぶことになると思います。

信頼性は口座開設数(利用者が多い)で判断できるので、多くの人、みんなが使っている証券会社を選ぶとよいでしょう。

また、未成年の口座を作る場合は親権者の口座が必要なので、親権者の証券口座をすでに持っていて、実績のある証券会社であれば、同じ証券会社を選べば手間は省けます。