初心者向けの株の説明

「株」という言葉は聞いたことはあるが、よくわからない。

興味はあるが、今まで株式投資をしたことがない。

という人向けに、株の初歩的な説明を書いてみました。

株とは

そもそも株とは

普段、テレビのニュースとかで「株」という言葉をよく耳にします。

株式投資というのは、その株を売買することですが、「株」というのはなんでしょうか。

企業は事業を拡大するに多額の資金が必要ですが、その資金調達の手段として、広く出資者を募ってお金を出してもらいます。

出資金を出したという証明が「株」になります。

企業が株を発行するメリット

企業がお金を調達するには二つの方法があります。

  1. 銀行からお金を借りる
  2. 株を発行してお金を調達する

企業が株でお金を調達する利点はいたってシンプルです。

銀行からお金を借りた場合は、お金はいずれ返さなくてはいけませんし、利子も支払わなくてはいけません。

株を発行して調達したお金は借金ではないので、お金を返す必要がありません。

株主になるってどういうこと

株主になると出資比率に応じた権利を取得できます。

  • 議決権
    役員選出、決議案の可否など賛否を行える。
  • 利益配当請求権
    企業の利益を受け取ることの権利
  • 残余財産分配請求権
    会社なくなるときに残った財産を分配して受け取る権利

株主は企業に資金を出資した見返りとして、配当金や議決権などの特典が受けられます。

株式投資をして得られる利益

株式投資の一番の魅力は売買益

預貯金の利子では考えられないくらいの大きな利益が得られ、銘柄と売買タイミングがそろえば、手元資金が何十倍にもなる可能性があります。

売買益(キャピタルゲイン)を手に入れることが、多数の投資家が目的にしているといっても過言ではありません。

それだけ、売買益(キャピタルゲイン)は大きな利益を得られる魅力があります。

株価100円の株を買って、150円で売れば利回りは一気に50%になります。

預貯金では考えられないほどの利回りです。

それも短期間の内に達成できるときもあります。

売買益でリターンを繰り返していけば、何倍にも資産を付さしていくことが出来ます。

しかし、おいしいことばかりではありません。

株価が下落してしまえば、売買損が発生してしまいます。

配当金による利益

配当金は株を保有しているだけで得られる利益です。

売買益(キャピタルゲイン)のように積極的に利益を求めていくのに対し、株を保有して配当金を得ていくことを、インカムゲインを呼ばれています。

配当金は企業の経営状態により増配や無配など、配当金が増えたり、支給されなかったりとさまざまです。

配当を出さないで、事事業拡大にお金を使い企業価値を高めていくという考えもあります。

配当の種類

  • 普通配当
    通常行われる配当
  • 記念配当
    会社の記念年などに特別にでる配当
  • 特別配当
    業績が好調の時に一時的に増配される配当

株の価値は変わります

株価が変化するのは

株価の上がり下がりの原因は買いたい人と売りたい人のバランスによって決まります。

買いたい人が多ければ、今の株価よりも高くても買いたい人がおおくなって株価は上昇していきます。

反対に、売りたい人が多ければ株価が安くても手放したいととなり、株価は下落していきます。

このように、需給のバランスによって株価は変動していきます。

どういう理由で株価が動くのか

株価の変動要因は多種にわたり要因は数え切れません。

株を買うひとは何れあがるだろうと思って買い。

下落すると思っている人は株を売ってきます。

それがどうして上がると思っているのかは、金利や為替国際情勢など
さまざまな要因が絡み合って、株価に影響を及ぼします。

また人によってはさまざまな解釈がされます。
業績が好調の報道があると、
「業績は安泰だ株価が上がりそう」
「ここまで好調ならもうこれ以上良くはならないだろう。」
と真逆な行動に出たりもします。

受け止め方次第で売買の行動が変わってきます。

相場全体の流れの把握が必要

市場全体を把握する為に

企業にはさまざまな業種があり、個別の企業の株価だけを追っていても全体の流れがつかめません。

「木を見て森を見ず」では思わぬ落とし穴に落ちてしまうかも。

全体の相場の流れをつかむことも大切です。

株式市場の全体をつかむには日経平均株価とTOPIXがあります。

この二つの指標で全体の流れを確認しる習慣をつけましょう。

日経平均株価は東証一部の225銘柄の株価の合計を除数を用いて計算していますが、継続性を維持する為に特殊な計算方法で算出しています。

Posted by gongonbutano